言ったことを全然理解してくれないし、仕事なんて任せられない。ストレスで毎日イライラするよ。
仕事もできないし、言ったことを理解するのも難しい。そんな人が部下についたら大変です。仕事を任せることができないし、自分でやった方が早いです。
かと言って遊ばせることもできないし、出来ない部下にイライラしてしまいがちです。
そんな部下を持っても、ストレスを溜めない方法をご紹介させて頂きます。
イライラは期待の裏返し。部下に期待しなけえばストレスを感じない
イライラするのって、相手を期待しているからなんです。期待しなければ全くストレスは感じません。
我が家には2歳の息子がいますが、毎日同じこと言ってます。
「歯磨きしよう。」「ゴミは捨てようね。」「人を叩いたらダメだよ。」毎日同じこと言っても、僕自身全くストレスが溜まりません。
これって、子供だから言っても全てが理解出来ないことが分かってるからなんですね。逆に1回言えば出来るって思って接すると激しくストレスを抱えると思います。
「一回言ったのになんで出来ないの!!キー、ムカつく!!」ってなると思います。
でも、一回言っても分からないって思ってるけど、大事なことなんで言い続けるんですよね。いつか出来るようになってくれたら良いなぁって思うんです。
出来ない部下は2歳児と思って期待しなければ逆に笑いが出てくる
出来ない部下にストレスを抱えても健全ではありません。『腰痛は怒りである』という本にも書いてある通り、部下のストレスが腰痛に発展する可能性すらあります。
そうなって、あなたが苦しむ必要は全くありませんよね。馬鹿らしいです。
だから、部下に失礼とか全く考えずに、2歳児と思って接すれば良いのです。言った事は理解してくれないという前提で話すようにします。
2歳児と思って接すると、以外にも笑いが込み上げてきてストレスに感じません。
今から営業行くぞ。訪問先のA製薬の住所とホームページを調べてといてね。
はい、分かりました。
10分経ったけど、まだ調べられないのかな?
A製薬の電話番号は、0120-000-000でした。
住所とホームページなんですけど・・・
指示が全く理解できていないケースです。さすがにこれは有り得ないでしょ!ってレベルのことが現実に起こるから怖いです。
これが初犯なら笑って過ごせると思いますが、2回3回と続けば続くほどストレスが溜まります。いくら温厚な人でも堪忍袋の緒がブチ切れるかもしれません。
でも、これも2歳児と思って接すれば良いんです。
期待しない部下が2歳児なら出来る方法を模索する
うちの2歳の子供は、歯磨き嫌いです。でも、虫歯になったら可哀想なんで、あの手この手で歯磨きをさせようとします。
- 一緒に歯磨きしてみる
- 自分でやる?父さんがやる?母さんがやる?って聞いてみる
- お気に入りの色の歯ブラシを使う
- 歯磨きの動画を見せてやる
- 気分が向くように誘導する
子供に歯磨きさせるように、親の方が考えるようになります。成功したら嬉しいし、失敗したら次の手を考えます。
そう、部下も2歳児と同じように接すれば良いのです。できない部下にストレスを抱えるんじゃなくて、どうやったら出来るか考えれば良いんです。
仕事が出来ない部下に期待はしないけど仕事を任せる5か条
口で言っても正しく理解できない部下もいます。2つ以上の指示を同時に出したら、1つしか出来ない部下もいます。
これも、想定内と考えましょう。ただ、想定内の事実だけど仕事はやって貰わないといけません。ボケーっとさせるわけにはいきません。
ですので、仕事が出来ない部下と接する時には、以下を頭に入れておく事で無駄なストレスを感じずにすみます。
【1】頭を使うような難しい仕事は面倒でも自分でやる
基本的にあなたよりも能力が低いから部下なのです。
ですので、仕事が出来ない部下には頭を使うような難しい仕事はできないと考えた方が良いです。
説明するのに時間がかかるし、時間をかけても理解が追いつかないので、結局自分がやるようになって2倍の時間を失ってしまう可能性があります。
【2】口頭で伝えずに必ずメモで伝える
先ほどの例をあげても分かるように、指示が伝わらない人もいます。その人に、「メモくらい取れ!」っていうと、言った方も言われた方もストレスを感じてしまいます。
だから、自分のためにも相手のためにも、メモを渡して伝えるのが鉄則です。
メモに沿って説明すれば、伝達ミスを防げるので意思疎通不足によるストレスを回避することが可能になります。
【3】指示した仕事は復唱させて理解度を確認
これ、めちゃくちゃ大切です。僕自身も何度もあるんですが、自分が伝えたつもりでも全く伝わってない事って意外に多いんです。
「いやいや、朝に言ったじゃん!」ってレベルの事なんか日常茶飯事です。
だから、一度伝えて自分の口で復唱させるのです。さすがに自分で理解している事なら出来ると思います。
伝えて終わりではなく、伝えたことが正しく理解できているか確認することは指示を出す立場からして非常に大切なことになります。
【4】電話指示は理解するまで電話を切らない
あなたも部下とマンツーマンで付きっ切りではありません。別々に行動することは普通にあると思います。在宅ワークで出社しない人もいるでしょう。
そんな時、直接メモを渡して伝えることは出来ませんよね。電話で伝えなければいけません。
電話の場合も直接会っている場合と全く同じです。相手がしっかりと理解しているのを確認するまで電話は切ってはいけません。面倒でも必ず理解度を確認するようにしましょう。
【5】時間が無い時は雑用と問題を与える
上司も自分の仕事があります。緊急性の高い仕事や、繁忙期には部下の面倒をみる余裕もないかもしれません。
そんな時に部下を放置してしまいがちです。でも、出来ない部下は放置されたら何をすれば良いか全く分からないのです。
ですので、雑用があれば雑用仕事を回して部下の生産性を向上させる事が大切です。ただ、部下も人間なんで雑用ばかりじゃ報われません。
そんな時には、部下にとって少し難しい課題を与えて考えさせるのです。考えさせる事で勉強になるし、考えている時間は面倒を見る事がないので一石二鳥です。
期待しないけど時間をかけて部下を見極めることも大切
部下が仕事が出来ないのは、単純に仕事に慣れてないだけかもしれません。もしかしたら、知識不足なだけかもしれません。
だから、しっかりと経験を積ませてあげる事が大切です。経験を積ませれば、積ませた分だけは確実に出来る事が増えてきます。
ただ、相手は2歳児と思って接する事が大切です。
一度言っても分からないことは二度言って伝える。二度言って分からないことは三度でも四度でも伝える。そうすれば、少しずつ成長します。
どうしても能力が低すぎると感じれば、仕事に必要な最低限度の知識だけ教えて、それ以外は諦めるという選択肢もあります。その場合は、あなたの上司を巻き込んで現状報告を忘れずに行うことです。
【まとめ】部下に期待をしないとストレスが溜まらない
部下がきちんと仕事をするという期待があるから、ストレスが溜まります。
だから、仕事ができない部下に期待をしてはいけません。2歳児と同じように、期待せずに何度でも同じことを伝える事が大切です。
最初っから出来ないと思っていたら、出来た時には逆に喜びを感じられます。
あなたの気持ちの持ちようで、心がグッと軽くなりストレスを感じにくい体質を作る事ができます。
僕自身は、仕事が全く出来ない年上部下に悪戦苦闘の日々を送っていました。でも、自分の子供と同じように、最初から出来ないと思って接すると、限りなくストレスを軽減させることに成功しました。
人間は考え方ひとつで環境を変える事ができます。あなたのストレス軽減のためにも、本記事を参考にして頂けたらと思います。
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