せっかく子供のためにご飯作ったのに、一口食べて「ごちそうさまでした」ではガッカリしますよね。
子供の健康管理のために、ちゃんと食べさせないといけないけど、どう頑張っても食べない時ってイライラするし、何より疲れてしまいます。
子供が自分から積極的にバクバク食べてくれたら楽なんですが、そんな子供なんて滅多にいません。だからこそ、食べない子供にご飯を食べさせる方法を探している事でしょう。
でも、『食べさせないといけない』という考え方自体が良くありません。今回は、子供がご飯を食べない時の考え方と対処法をご紹介します。
この記事を読むと、今までのイライラや疲れが吹き飛んで、良い意味で体の力が抜けてくると思います。
2歳の子供だってお腹が空いたらご飯を食べる
子供だって一人の人間です。あなたが空腹の時に何かを食べるように、子供だって空腹だったら何かを食べます。
だから、ご飯を食べないのはお腹が空いていない可能性があります。もちろん、その他の可能性もありますが、食べないなら一食くらい食べなくても全く問題ありません。
我が家の2歳の坊ちゃんも、ご飯を一口食べたと思ったら「ごちそうさま」の時もあります。
普通なら、ご飯を一口しか食べてないのは少な過ぎると思うでしょう。だからって、子供に無理やり食べさせようとするのはNGです。
子供が食べないのには、子供なりの理由があります。
好きなものが無かったのか、ご飯よりも遊びたいのか、親にかまって欲しいのか。子供の気持ちを汲み取ってあげる事は、僕たち親にとって何よりも大切な事です。
一食くらい食べなくても全然問題ありませんが、せっかく子供のためにご飯を作ったんだったら、少しでも食べて欲しいと感じる事でしょう。
子供がご飯を食べるように工夫してあげる事は大切
ご飯を一口食べて「ごちそうさま」って言われたら、絶望感が半端ないと思います。
我が家も、夫婦で目を見合わせて「まじか〜・・・」って感じになります。
もしも、子供が空腹感を感じていない状態なら、食べなくても全く問題ありません。でも、単に遊びたいだけとか、かまってちゃんの可能性もありますよね。
食べない理由が満腹感以外の場合は、夜中にお腹が空いてグズグズしてくる可能性もあります。歯磨きが終わってから「食べる!」とか言われたら絶望感が半端ないです。
だから、可能な限り食べさせるための工夫をご紹介させて頂きます。
子供の大好物の『おかわり』を準備しておく
これは、我が家で使う秘策中の秘策になります。
うちの子供はトマトが大好きです。食卓に並ぶと一瞬でトマトを食べて『おかわりちょうだい!』って言ってきます。ここで、トマトを差し出すと、トマトだけ食べてご馳走様になってしまう可能性が高いです。(実際にこの現象に何度も泣かされました。)
人間はトマトだけで生きていけるかは知りませんが、出来れば色んなものを食べて欲しいという親心もあります。そこで、「じゃぁ、お肉とお野菜食べたらパパのトマトあげるね!」って子供にお話ししてあげるんです。
お肉とお野菜を食べたご褒美にトマトが貰えると思えば、お肉もお野菜も食べてくれます。
ご飯を食べない時は『おにぎり』にしてみる
いつものご飯だと、子供だって飽きてしまいます。たまには違うものを食べたいと思うのは、大人も子供も同じです。
だから、食べない時には「おにぎり食べる?」って聞いてあげましょう。
おにぎりも、一から作ると面倒だと思いますので、スプーンの上にご飯を乗せて、その上に味付けのりを置くだけです。これなら簡単ですよね。
もちろん、『ふりかけご飯』とか『ご飯ですよ』とかでも大丈夫です。味があった方が美味しいのは、大人も子供も同じですよね。
ご飯しか食べない場合はおかずをご飯で隠す
うちの子は、ご飯(お米)が大好きです。おかずを差し出そうとしても、「ごはんする!」って言ってご飯しか食べない時もあります。
そんな時は、おかずをご飯で隠して食べさせます。そして、子供に聞くんです。「美味しい?」って。
「おいしい!」って言えば、意外に次からおかずも食べてくれるんです。食べず嫌いというのも意外に多いんで、先ずは口に入れさせる事がスタートだったりします。
子供は考えを言葉に出来ないから親が聞いてあげる
2歳の子供は、自分の考えを親に伝えるのが苦手です。もっと言えば、自分が何がしたいか良く分かっていないかもしれません。
だから、親が子供に質問して「YES」か「NO」で答えられるようにしてあげるんですね。
ご飯を食べない時はこんな感じです。
パパ:ご飯食べないの?
いらない
パパ:お肉食べる?
子供:いらん
パパ:ブロッコリー食べる?
子供:いらん
パパ:お茶飲む?
子供:いらん
パパ:ブロッコリーにマヨネーズかける?
子供:いらん
パパ:パパと食べる?
子供:ううん
パパ:ママと食べる?
子供:ううん
パパ:おにぎりする?
子供:いらん
パパ:何もいらないの?
子供:いらん
パパ:あっ!・・・海苔食べる?
こんな感じで、『下手な鉄砲数うちゃ当たる作戦』で五月雨式に質問を投げかけるんですね。そうすれば、どこかで「うん!」と言ってくれる事もあります。
そして、ここでも切り札を用意しておくことは大切です。ポイントは、最後に「あっ!」っと閃いたような感じで子供に語りかけるんです。そうすれば、子供も聞く態度になります。
そこですかさず、子供の大好きなものを持ってくるんです。それでもいらない時は、本当に食べたくないという事で、「ごちそうさま」で良いと思います。
ご飯を食べない時は『おやつ』を与えない
子供は非常に賢いです。ご飯を食べなかったら『おやつ』が出ると学べば、どんどんご飯を食べなくなります。だって、ご飯よりもおやつの方が美味しいですよね。
でも、誰がどう考えても、おやつよりもご飯を食べる方が健康です。だから、子供がご飯を食べなかった時には、絶対におやつを与えないようにしましょう。
もしもおやつが習慣化したら、おやつを食べないと奇声を発して泣き叫びます。そうなったら、親の負けです。泣き叫ぶ子供に根負けして、キッチンの引き出しを開けて、おやつを取り出すようになります。
2歳の子供だからって、舐めてかかってはいけません。相手も立派な人間なので、常に駆け引きをする必要があるんです。
子供のことを本気で考えて、どうするのが一番良いのか常に考えてあげないと、子供の策略にハマってしまいますからね。
泣き叫ぶ子供にお菓子を与えるのは簡単ですが、お菓子を与えた事により、子供の成長に悪影響がないか心配になってしまいますよね。少しずつの悩みや不安の積み重ねも子育て疲れを感じてしまう原因になります。
まだ2歳児。ご飯を食べないワガママも許してあげよう
2歳児って当たり前ですが、生まれてまだ2年しか経ってないんです。大人の思うように自制心を持って行動する事が無理な話です。
というよりも、子供を一人の人間として尊重してあげてたら、大人の思い通りにさせようと考える事自体が良くないですよね。
2歳といえど、自我はあります。嫌なことは嫌だし、食べたくない時は食べたくないんです。
だから、「ご飯を食べさせないといけない」という義務感を持って子供に接しても、泣かれて逆効果になってしまうのがオチです。
僕もそうなんですが、子供が嫌って思う事は絶対にやらないようにしています。でも、どうやったら出来るかは全力で考えます。
子供と接するときに、大人がイライラして疲れてしまったり、子供を怒ったりしたら親の負けだと思っています。
子供を怒る行為は、自分の子供への教育が間違っている証ですからね。
まとめ
気合を入れてご飯を作った時に限って子供がご飯を食べないのは、よくある話のようです。
それでも、せっかく作ったんだし、子供の栄養管理を考えると出来るだけ食べて欲しいという親心が働くと思います。
ただ、親には親心があるように、子供にだって子供心があります。
子供がご飯を食べるように上手に誘導することは大切ですが、無理やり食べさせようとする行為は絶対に辞めましょう。一食、二食くらい食べなくても元気なら全然問題ありません。
「食べさせないといけない」という気持ちを捨てれば、イライラしないし疲れる事もなくなると思いますよ。そう考えたら気持ちがグッと楽になりますよね。
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