どんだけコーヒーを飲んでも、どんだけ気合を入れても眠たくて瞼が重くなる日もあります。
そんな時、眠気と戦いながら眠りにつく準備をするんですが、準備が終わってベットに入った瞬間に気づくんです。「あれっ、目が冴えて眠れないぞ!」って。
眠いのに寝れないんです。イライライライラ・・・
日中は疲れて眠たいのに、夜は目が冴えてしまう原因を探っていきましょう。眠いのに寝れないという辛い現象は、この記事を読んだ後には無くなる事でしょう。
なんで眠いのに寝れないの?
体内時計という言葉を聞いた事があると思います。専門的には概日リズムというのですが、そんな小難しい説明は行いません。
結論からお伝えすると、僕らは24時間という全世界共通の1日ではなく、個人個人の体内時計の1日で生きています。
この体内時計が狂ってしまうという事は、朝なのに夜と感じたり、夜なのに朝と感じたりします。つまり、『眠いのに寝れない現象』の正体は体内時計の狂いという事なのです。
体内時計は人それぞれ違う
体内時計は、人それぞれバラバラです。
つまり、子供の頃から「早く寝なさい!」と親に言われた事が全て正解では無いという事です。早寝早起きの体内時計の人がいれば、遅寝遅起きの体内時計の人も存在します。
結論的には、『普通に健康的で、普通に夜眠れていれば、どんなスケジュールであっても問題ない』という事になります。
体内時計が狂ってしまうとどうなるの?
疲れて眠たいのに寝れない状態があれば、体内時計が狂っている可能性があります。
ちなみに、夜遅く眠ると朝起きるのが辛かったり、夜早く眠ると朝早く目覚めてしまうのも、体内時計による影響になります。これは、一般常識的に誰でもご理解頂ける内容だと思います。
現代人は体内時計が狂いやすい生活
体内時計は、朝日を浴びることでリセットされます。そして、外が明るいときは、睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンの分泌量が少ないです。その後、日が暮れて辺りが暗くなるとメラトニンの分泌量が増えて睡眠に入ります。
ただ、僕らは『照明』や『ディスプレイ』といった光を発するものと一緒に生活しています。眠る前に強い光を見るという事は、昼から急激に夜になるようなものですよね。
体内時計が混乱してしまう事は言うまでもありませんよね。
日中疲れて眠いのに夜寝れない6個の原因
日中に疲れを感じているのに、夜に眠れないと感じる人も少なくないと思います。
夜に眠れない場合は、体内時計が少し後ろに狂っている可能性あります。例えばですが、実際と体内時計が2時間狂っているとどうなるでしょうか?
- 体内時計が23時就寝であれば深夜1時就寝
- 体内時計が7時希少であれば9時起床
2時間後ろに狂っている状態であれば、夜23時に眠ることは困難だし、朝7時に起床すると寝不足で朝から眠たい状態で1日をスタートさせてしまいます。
以下は、日中疲れを感じる理由をご紹介させて頂きます。
【1】過度な昼寝と夕方の睡眠
昼の疲れを取るために、30分以内のパワーナップを行うのは非常に有効です。
ただ、1時間以上の昼寝だったり、疲れて夕方に眠ってしまうのは体内時計を狂わす原因になってしまいます。これらをやってしまうと、体内時計は夜だと勘違いしてしまい、夜を昼だと勘違いしてしまう可能性があります。
つまり、夜に寝れない状況を作り上げたり、寝れても夜中に目が覚めたり睡眠の質が悪くなってしまう事でしょう。
【2】カフェインの摂取
眠気覚ましにコーヒーなどのカフェインを摂取する人も多いでしょう。このカフェインは、半減期が4〜6時間になります。つまり、4〜6時間経っても半分しか分解されていない事になります。
もしも体が疲れていると感じているのに夜眠れていない場合は、夕方以降のカフェインを断つようにしてみましょう。それで眠れるようになれば、眠れない原因はカフェインだという事になります。
【3】ブルーライトの刺激
ブルーライトの青色光は、刺激が強く覚醒作用があると言われています。
そして、僕らの日常には、ブルーライトを発するもので溢れかえっています。スマホ、タブレット、パソコン、テレビ・・・これらは全てブルーライトを発します。
夜眠る前にブルーライトを浴びれば、メラトニンの分泌が抑制されて眠気が無くなってしまいます。
基本的には、寝る1時間前にはスマホやテレビを見ない事が大切です。また、ブルーライトカットフィルムやブルーライトカット眼鏡を併用する事が大切です。
【4】食生活によるホルモンバランスの乱れ
「良い睡眠のためには、〇〇を食べよう!」なんて事は考える必要はありません。
諸説色々ありますが、劇的に睡眠の質が改善される食べ物なんて聞いた事がありません。
ただ、普段の食生活の乱れには要注意です。カップラーメンなどの加工食品ばかり食べていたり、極度の栄養の偏りがあればホルモンバランスが乱れてしまいます。
ホルモンバランスが乱れた状態では、体内時計も乱れて夜の熟睡の天敵になる事でしょう。
【5】精神的な不安
不安は、考えれば考えるほど増大します。例えば、旅行中に家の施錠を忘れたかもしれないという不安が発生すると、不安で旅行なんて楽しめなくなりますよね。
これと同じで、不安が発生すると睡眠どころでは無くなってしまいます。
また、不安な状態では脳内からアドレナリンが分泌されます。このアドレナリンは覚醒作用があるため、寝れない原因を作ってしまうのです。
【6】憂鬱な状態
憂鬱な状態が長い人は、不眠に悩まされるケースが多いようです。なんと、うつ病と診断された人の90%が何かしらの睡眠障害を発生しているというデータもあります。
憂鬱な状態が続き、日中に活力が無くなれば自然と体内時計も狂ってしまう可能性があります。
体が疲れて眠いのに寝れない時に行う3つのこと
体が疲れて眠いはずなのに寝れない時、僕らはどうする事もできません。
寝よう寝ようと思っても眠れなければ、それがストレスとなって余計に眠れなくなってしまいます。ですので、以下のいずれかを実践してみてください。
【1】無理に寝ようと思わない
寝よう寝ようと思っても眠れないのであれば、敢えて起きとくのも一つの手段です。
ただ、起きとくと言ってもスマホを見たり映画を見たりという行為はNGです。心と体を休める事に取り組む事が大切です。
具体的には、ヨガやストレッチ、瞑想など、心身ともにリラックス出来る事がおすすめです。心身ともにリラックスしてくれば、睡眠移行モードに入るでしょう。
速攻で眠れなくても、体のメンテナンスをしているので、何もしないよりも確実に疲れが取れます。
【2】睡眠について勉強する
眠れない今日を捨てて、未来に託す方法です。睡眠不足で辛い1日は明日で最後にする作戦です。
最高の睡眠は最高の知識からスタートです。1日たった5分でも睡眠の質を劇的に変える方法などもありますので、この機会に学んでみて下さいね。
→たったの5分!今日の疲れを明日に残さない秘密の睡眠方法とは?
【3】やりたいけど時間がなくて出来ない事をやってみる
せっかく起きて自分の時間があるんだったら、以前からやりたいと考えていた事をやりましょう。って、いきなり言われても何をしようか思いつかない人もいるかもしれません。
もしも、眠れない日が多いのであれば、『眠れない時にやる事リスト』を作っておきましょう。
読みたかった本を読んでも良いですし、資格取得の勉強をしても良いでしょう。可能な限りブルーライトを浴びない方が良いのですが、最悪パソコン作業とかでも大丈夫です。
眠れずに時間を浪費するなら、その時間を有効活用するのは賢い選択です。
まとめ
疲れて眠いのに寝れない最大の理由は、体内時計(概日リズム)の乱れと言われています。
体内時計が遅れれば遅れるほど、朝方や日中に激しい眠気が襲われて、夜に目が冴えてしまう現象が発生してしまいます。そんな毎日って、絶対嫌ですよね。
夜はしっかり睡眠をとって、翌日に元気な1日を過ごすためにも、『日中疲れているのに夜寝れない6個の原因』は心得ておきましょう。
眠たいのに寝れない原因が分かれば、改善への大きな第一歩です。焦らずコツコツと取り組んでみて下さいね。
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